出た。いもむし（パニ）がいっぱい。
村は今、畑を耕すのとパニを採取するので大忙し。
みんな早朝から畑に出たり、林に分け入ったり。
パニにも2種類あって、緑のと、カラフルなの。
人によって好みがあるようで、緑のが好きな人と
カラフルなのが好きな人がいる。
以前も少し紹介したけれど、これが卵。
孵化するとこうなる。
で、成長すると、こうなる。
これが”モパニ”という「パニの木」にびっしりくっついて
むしゃむしゃ葉っぱを食べてどんどん大きくなっていく。
解禁の日とかがあるわけではないのに、どういうわけか
ある時期から一斉にみんな大きいのをごっそり採取し始めて、
その日のうちに内臓をムニューっと出して、塩ゆでして、干す。
最近は晴天が続いていて、半日もすれば乾燥パニの出来上がり。
これをそのままかじったり、また塩ゆでしてから野菜と煮たりする。
乾燥したものは保存食になる。
味は前にも書いたけど、乾燥したパニは煮干しの味。なぜか。
干す前の、ソフトなものはゆで卵の味。なぜか。
いもむしを食べているという現実を脳が受け入れられなくて、
無意識に、味が似たものと無理やりつなぎ合わせているのかもしれない。。。
そして、パニには旬が二回あって、12～1月の今ごろと、4月。
4月のパニの方が保存がきいて、且つ、おいしいらしい。
保存がきくから売りやすく、しかも結構なお金になるらしい。
ボツワナ人には常識。
ほんとに、みんなパニが大好き。
「ボツワナ人はいもむしを食べる」とは聞いていたけど、
まさかこんなに、大量且つ大胆に食べるとは・・・
ま、私も今ではおつまみ感覚でいけますけどっ
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