アロエが「医者いらず」なら、「生命の木」と呼ばれるのがモリンガツリー。
日本では聞いたことが無かったけれど、調べてみると
結構世界中で知られている木のようだった。
根っこ、幹、葉っぱ、種、どこもかしこも栄養でいっぱいらしい。
ビタミンやカルシウムなどが非常に豊富。
しかも、水があまりなくても立派に育つから、乾燥地帯でも大丈夫。
頻繁に断水になるこの村でも、元気に白い花が咲いている。
ボツワナでは、葉っぱを乾燥させて粉にしたものが、
よく首都などの路上で小袋に入れて売られている。
50gくらいの袋で200円程度。
スープやお茶や、主食のパパ(モロコシの粉を練ったもの)に入れて
摂るのがポピュラーらしい。
風味は、抹茶と青汁を足して2で割った感じ。
これは、うまく販路を開拓すればなかなかのビジネスに
なりうるのではないかと企んでいる。
今は村の数件の庭に生えてるだけだけど、きちんと管理して、増やしたい。
それに、葉っぱの粉の商品だけでは面白くないので、加工食品にして売れば
ちょっと付加価値がつくかもしれない。
先日、試しにパンに練りこんで焼いてみたところ、
おばちゃんたちには好評だった。
今は、パン、クッキー、ペーストくらいしか思いつかないけど、
もっと何かできそう。
新しい食べ物に手を出したがらないボツワナ人も、「試食」は大好きだから
イベントとかで、パウダーと一緒に試食サンプルを用意すれば、
お客さんの反応が見られる。
ラベルも工夫したい。栄養の情報とか、調理方法とか入れて。
あとは、辺鄙な村からどうやって販路を開拓するか。
これがいつもネック。